レンズには、広く撮る・遠いものを撮る以外にもそれぞれ特性があり、
使い方次第で被写体の印象が大きく変化します。
良い写真を撮るにはこれらの特性を理解してイメージに合った画角で撮影することが大切です。
iphoneではグレードによって1~3つのレンズが採用されており
それぞれが違う焦点距離となっております。
焦点距離は(全て35mm換算)
超広角13mm:iphone17eには非搭載(最短撮影距離約2cm)
広角24mm:iphone17eの場合26mm(最短撮影距離15-20cm)
(マクロモードで接写可能だがレンズが超広角に切り替わり自動でロスレスズームに切り替わる)
望遠100mm:iphone17proのみに搭載
となりこれ以外はデジタル・ロスレスズームとなります。
またレンズ事に寄って撮れる限界(最短撮影距離)があります。
焦点距離にはそれぞれ特性があり以下が代表的なものとなります。
広角レンズ(焦点距離:~35mm程度)
・写る範囲が広い
・遠近感(パース)が強調される
・歪みが強く発生(写真の外側ほど歪む)
・被写界深度が深くボケずらい(接写の場合は浅くなる)
標準レンズ(35mm~70mm程度)
・人の視野感覚に近い(人間の視野は40mm~50mmと言われています)
・パースが自然
望遠レンズ(70mm~)
・写る範囲が狭い
・被写体が大きく見える
・歪みが非常に少ない
・圧縮効果
・被写界深度が浅くボケやすい
広角レンズの特性に遠近感の強調が上げられますが
これはカメラに近いものを大きく遠いものを小さく写す特性で
狭い部屋を広く見せる、短いものを長く見せることなども可能です。
望遠レンズの特性の圧縮効果は前景と後景の距離感を詰め、
後ろのものを近く大きく写す特性です。
またこの特性以外にもレンズそのものの性能としても
広角レンズは歪みやすい、望遠レンズは歪みが非常に少ない性能差があります。


レンズやカメラによってズーム機能が備わったものがありますが
このズーム機能にも光学ズーム・デジタルズーム・クロップズームと種類があります。
・光学ズーム
レンズそのものの構造(複数のレンズ)を動かして大きさを変える仕組み。
画質劣化がなくボケやパース感や圧縮効果が変化する。
ズーム倍率はレンズの性能に依存する。
・デジタルズーム
写真を切り取って引き伸ばす仕組み。
ズームをするほど画質が劣化しパース感や圧縮効果は元のレンズと同じ。
ズーム倍率はカメラに依存するがズームするほど劣化する。
・クロップズーム(iphoneなどではロスレスズームという)
センサーの中央だけを切り取り拡大する仕組み。(例:5000万画素の中央の1200万画素を使う)
条件次第では画質劣化がほぼしない。(見た目の劣化はほぼしない)
(iphoneなどでは通常設定では基本撮影時も画素数を制限している)
パース感や圧縮効果は元のレンズと同じ。
暗所性能が落ち高感度に弱い。
ズーム倍率はカメラに依存するが一定以上にズームをすると
デジタルズームに切り替わるパターンが多い。
このようにズーム方式の違いで画質や写り方の差が生じてきます。
現在のスマートフォンではレンズが複数ついておりそれぞれが違った画角で撮影していますが
一部機種を除いて基本的には単焦点レンズの扱いとなっております。
そのためズームで拡大を行った場合、基本的にはデジタルズーム・クロップズームで
おこなわれており、パース感の変化や圧縮効果は元々のレンズに依存しています。
これらを留意し意図したイメージにあわせて撮影をするため
最適なレンズを選ぶことが大切です。
必ずしも光学ズームが正しいわけではなく
広角レンズの印象のまま歪みを抑えたい、という場合
歪みの少ないエリアに被写体を置きデジタルズームやクロップズームを活用して
撮影する、などの手法もあるため使い分けがポイントとなります。
